牧師の紹介

 

就任の挨拶

2012.6.24

日本基督教団東所沢教会

牧師 指方周平

 

皆様、今日は就任式の節目を覚えて、足を運んでくださって、ありがとうございます。

教師になって11年。前任地・松山教会を辞任後、昨年は無任所教師として牧会から離れ、妻の実家で養われて、ゆっくり過ごしました。これまで、がむしゃらに背負ってきた牧師としての使命や働きも、一旦降ろして見つめ直してみると、再び背負い直すのはもう無理だと思えるほどの大きさ・尊い重みがあることを、この1年、ずっしりと思い知りました。

この度、全国同信伝道会の御世話で、関東の東所沢教会と出会い、2月の教会総会で招聘されることが正式に決まったと連絡をいただいた時は、自分が見つけ出され、任地を与えられて再び用いられる喜びとともに、次第に、本当に自分は大丈夫なのだろうか、再びやっていけるのだろうかという不安にも深く飲み込まれました。この不安は今も感じていますし、きっとこれからものしかかったままなのだと思いますが、どうしてもおろせない荷物ならば、きっとこの中から紡ぎ出される神様からの贈り物が、出番を待って隠されているのだと思います。

赴任して2カ月半。余裕ない自分の態度から、さまざまなご心配をおかけしていることをいつも申し訳なく思っていますが、それにもかかわらず、皆様にあたたかく声をかけられ、また、この就任式の準備も、教会員の皆様によって進められていく中で、東所沢教会の牧師就任とは、僕個人の小さな出来事ではなく、この教会に集められているひとりひとりの出来事であり、東所沢教会全体の大きな出来事であり、この出会いと始まりは、十字架からも永遠の命を紡ぎ出せる神様、あらゆる失敗や敗北からも最善を紡ぎ出すことのできる神様によって遥か昔から計画されていた「時」であることを感謝しています。

山下萬里先生は、ボンヘッファーの「説教と牧会」より「自分でも牧会を受けた経験を持った人だけが、牧会を実際に行うことができる。これは牧会の本質にかかわる鉄則である」ということばを引いて「私は、牧師も牧会される必要があると考えており、私自身牧会されたことを感じ、それを本当に感謝しています。」「牧会は個人に対してばかりでなく、群れ全体に対して、群れ全体でなすべきことと考えています」という感想を残しておられます。僕自身、調子を崩した前任地・松山教会でも、そして新しく来たこの東所沢教会でも、実際に教会の群れ全体によって支えられ、とりなしを祈られている中で「キリストの共同体を建てる」とは、牧師の素質はもちろん大切ではあるけど、それは決定的なものではなく、ただ聖霊の働きによることであり、共に御言葉に聞き、愚直に祈り、従っていくことなのだという基本を、実体験を持って教えられています。

これからも日曜日の礼拝を真剣に大切にし、聖霊の助けに頼りながら、群れ全体で、声を掛け合いながら主イエスの御跡を辿っていきたいと願っています。その先に、この東所沢に立てられている私たちの群れが歩んでいく道や、新たな出会いが整えられていくのだと思います。

今日の就任式に集うことのできなかった方々で、この場に思いを寄せて祈ってくださっている方々がおられることも忘れずに覚えたいと思います。東所沢教会の皆様、また、近隣諸教会の皆様、これからも、どうぞよろしくお願いします。

今日は、この節目を共に喜ぶため、お集まりくださって、本当にありがとうございました。




  ご覧になって頂き

  有難うございました

 

 

     日本キリスト教団

    東 所 沢 教 会